Manager

國學院大學体育連合会蹴球部 > Blog > Manager > 【2020年 4年生ブログNO.20】

【2020年 4年生ブログNO.20】

2020年12月30日

こんにちは!

4年生ブログ第20回目です。

今回の担当者は、長草 優之(ながくさ まさゆき)君です。

國大蹴球部を最も愛し全てを捧げてきたまさ君。

チーム全員から慕われ愛される國大蹴球部自慢のキャプテン。

まさに國大蹴球部を愛し、蹴球部に愛されている男。

こんなに好かれているキャプテンは居るのかと思うくらい、好かれています。

まさ君がキャプテンであるこのチームは私たちの誇りです。

それは、これまで培ってきた信頼と不断の努力の結晶が皆の心を動かしました。

練習前後の自主練。

監督との話し合い。

チームの組織改革。

仲間への気遣い。

礼儀。

様々な面において、チームの模範となり行動してきました。

フラットな性格で、誰にでも平等で優しいまさ君。

よく滑るギャグも、何と言っているかよくわからない試合中の声掛けも全部まさ君の良いところ。

真っすぐで、人想い、
熱すぎる闘争心に溢れているまさ君。

今回のブログでもそれが溢れています。

長期戦となることまちがいなし。

読者の皆様、しっかりとコンディションを整えてからお読みください!

さぁ準備はいかがでしょうか。

國大蹴球部2020年度4年生ブログのフィナーレをしっかり締めてもらいましょう!

ぜひ最後までお読みください!

4年 長草 優之(ながくさ まさゆき/ DF/ 経済学部/ 成立学園高等学校)

「共創」

こんにちは!

4年生ブログのラストを担当します、主将を務める長草優之です。

まず初めに、未だ世界中に猛威を奮っている新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、リスクを背負って尽力されている医療従事者の方々をはじめ、最前線で闘ってくださる方々に感謝申し上げます。

また、都学連をはじめ東京都大学サッカー連盟の方々、リーグ運営に関わる全ての方々、今シーズンのリーグ開催に尽力頂き、本当にありがとうございました。

さっそく本題に入っていくのですが、

4年生の引退ブログが始まったり、先日感動するほど闘った同期が先に引退するのを見たりと、いざ自分も引退を目の前にすると、こんなにも4年間はあっという間に終わるのかと、驚きと寂しさを感じています。

伝説を残した新歓や、
毎度大荒れ模様な学年会、
天国と地獄に分かれる三峰一発芸大会、
ガッデムを始めとする特殊すぎる応援、
笑いが起きないことがない帰り道、
どの家の愛犬が1番可愛いかの競い合い、

(うちの愛犬が自他共に認めるNo.ワンです。)

などなど

頭のネジが外れている方がスタンダードな先輩、後輩、同期と過ごす時間が残り少しと考えると、、、やっぱり寂しいです。

同時に、國大蹴球部が大好きなんだと改めて感じる今日この頃です。

そんなこんなで巡ってきた最初で最後になるブログを担当させて頂くということで、この機会に自分自身のサッカー人生を振り返り、経験から感じた想いを素直に書いたので、誰かにとってプラスになってくれればと思います。

思ったことを詰め込んだので、本当に長く拙い文章になりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです!

「何の為にサッカー部で活動をしていますか?」

こう聞かれた時に、答えられる人はどれくらいいるでしょうか。

選手、スタッフ、マネージャー、いろんな役割を持った人がいる中で、もちろん、プロになる為にというような、明確な「何の為に」という目的を持っている人もいると思います。でも、答えられない人もいると思います。

これは、何が正解で何が間違っているという話ではありません。

実際に私自身も「何の為に」という目的を持っていませんでした。

サッカーが大好きな少年から歳を重ね、全国の選手権で活躍することや、関東昇格、プロになるという目標は、どの年代でも常に掲げ、本気で目指してきました。

しかし、それがサッカーを続ける原動力ではあるものの、何の為にという目的ではなく、1番大きな原動力ではありませんでした。

サッカーの何が好きで、何の為にサッカーを続けているのかという深堀ったところは明確にしていませんでした。

このことについて考えるきっかけになったのは、自分の将来を決める就職活動中でした。

ある企業の人事の方に「なぜ現在までサッカーを続けてこれたと思う?」
と聞かれたとき、サッカーが好きだからというニュアンスでその場を凌いでいたのを覚えています。

もちろんサッカーが好きなのは事実ですし、最初にサッカーを始めた大枠の理由はそこにあると思います。

でも、17年間もサッカーを続けられているのにはその「何か」があると思い、自粛期間中、オンライントレーニングと並行して、自分のサッカー人生を振り返り、なぜ、何の為に、サッカーを続けているのかを時間をかけて考えてみました。

そうして自分のサッカー人生振り返ってみると、言葉通り「山あり谷あり」そのものでした。

カラーコーン呼ばわりされたり、
手術をするほどの大怪我をしたり、
自分のミスで負けたり、
カテゴリーを落とされたり、

辛いことを多く経験しました。

しかし、その度に努力して

キーパーより止める説が生まれたり、
試合に関われる時間が増えたり、
対人に自信を持てたり、
主将を任されたり、

個人の中での喜びも多く経験しました。

でもこれらは、自分にとって「小さな」喜びでしかなく、サッカーを続ける最大の目的ではありませんでした。

ではなぜサッカーを17年も続けてこれたのかと考えた時に真っ先に自分の頭に浮かぶのは何か。

それは、

仲間と勝利の喜びを分かち合う瞬間。

この瞬間こそ、私にとっての紛れもない最大の原動力なんです。

そんなこと?と思うかもしれませんが、これがサッカーを続ける目的です。この瞬間の為に17年間努力し続けてます。胸を張ってそう言えます。

公式戦の前日なんかは、この瞬間をイメージしすぎてアドレナリンが出て寝れなくなってしまう時もあります。

でも現実そんな煌びやかな話だけではなく、

試合に負ける。
リーグ戦で連敗する。
選手権の決勝で負ける。
関東昇格を逃す。

という大小様々な「谷」を仲間と共に経験してきました。

やはり上手くいかないときの雰囲気といえば、本当にきついです。苦しいです。

主将を務めた今シーズン、後期リーグは特に厳しさを感じていました。

しかし、チームは「生き物」です。

上手くいかない時、上手くいく時があり、その度に、チームの士気や環境がひとつのきっかけで変化します。

複雑なようで、単純なんです。

きつく、苦しくても、その度に仲間と共に、チームが勝つ為に考え、声を出し、体を張って闘っていく。

このような、ひとつの小さなアクションがきっかけとなり、周りに伝染していき、チームがポジティブな雰囲気へと変化し、何度もどん底から上を目指して歩み続けることができました。

そして、

難しい試合を耐え忍んで勝利する。
自分達より格上相手に勝利する。
6年ぶりの関東昇格戦を決める。

皆んなで歯を食いしばって努力した分、色んな立場の仲間と勝利の喜びを分かち合ってきたし、その瞬間というのは今までの苦しみを忘れさせてくれる、自分にとっての幸せそのものでした。

そのように、どの年代を振り返っても、仲間と共に、きつくて苦しい練習や試合を乗り越えて、その先に待っていた勝利を分かち合う瞬間ばかりが思い出されます。

得点した後や勝利した後、ハイタッチする人、抱き合う人、輪になり喜び合う人、各々が感情を表現し、共有する瞬間。

本当にあの瞬間は爽快で、気持ち良くて、最高です。

正直、1つ1つの勝利に一喜一憂しています。勝った試合の動画では、最後の笛がなった後の喜びの瞬間を画面録画してしまうくらい浸ってます。

それくらい、小、中、高、大、全てのカテゴリーでこの最高の瞬間を味わい、その為に努力を続けるというように、虜になっていました。

山あり谷ありな私のサッカー人生において、仲間と共に創り出すこの瞬間こそが、私にとっての「山頂」であり、サッカーを続ける明確な「目的」です。

「共創」

この言葉は、私自身のサッカーを続ける目的そのものであり、國學院大學蹴球部の今年のスローガンです。

スポーツに限らず、チームや組織において、1人で出来ることなんてありません。必ず誰かに支えられ、誰かと何かを創り上げていきます。

チームスポーツであるサッカーもそうで、その中の大学サッカーも、まさに共創という言葉通りであるように、國大蹴球部も個性が異なる1人1人が主体性を持ち、選手だけでなく、スタッフ、マネージャー、分析チーム、学連、主務、保護者、学校関係者、國大蹴球部に関わる全員で勝利を目指して闘っています。

そして今年、コロナによる不規則なシーズンを経験したことで、多くの人に支えられ、多くの人と共に創り上げているという、決して当たり前でない大切なことを改めて感じることができました。

自身の明確な目的を見出し、多くの人と共に創り上げていることを知った今だからこそ、

感謝を忘れず、今までよりチームに寄り添い、行動を起こすことができるようになり、きつくて苦しい状況でも一歩を踏み出すことが出来るようになったし、何より皆んなで掴み取った勝利の喜びは、今までの何倍も嬉しくなっていることを実感しています。

最初にも言ったように、上記したような目的があることが正解でもないし、間違っているわけでもありません。

ただ1つの経験談として、私自身この目的に気付けたのが遅かった分、少し後悔していますが、自分の中の目的を明確にすることで、今までよりも本気になって自分自身に向き合えるようになりました。

こう言い切れるからこそ、皆んなにはもっと早い段階から目的は何かを考え、常に掲げて欲しいと思っています。そして今まで以上に本気になって欲しいと思います。

試合で活躍している人、試合に出れない人、
上手くいっている人、上手くいかない人。
期待を持つ人、不満を持つ人。

今、1人1人に与えられる立場があり、起きている出来事があり、抱える想いがあると思います。

それらは、今までの自分が導いたことであり、自分にとって必ず必要な時間であると受け入れなければいけません。

そしてその立場に立たされた意味を自身で解釈し、今出来ることを本気でやれるかが、今後の自分を、未来を決めていきます。

未来をポジティブにするも、ネガティブにするも結局は自分次第です。

今一度、1人1人が自分自身にベクトルを向け
てみてください。

現状に満足していないか。
ふてくされていないか。
不満を周りにぶちまけてないか。
自分には関係ないと思っていないか。

先程述べたとは逆で、チームは生き物でひとつのきっかけによって、簡単に悪くも変化するように、そういう人がいるとチームにとって悪い影響になりえるし、そうなればマイナスでしかないです。

そんな状態で、今まで支えてくれた各カテゴリーの監督、コーチ、サッカー仲間たち、そしてサポートしてくれている親に顔向けできるだろうか。

もしそういう境遇の人がいるなら伝えます。

「チームに必要の無い人なんて誰もいない。
1人1人に存在意義があり、存在価値がある。」

悔しい人、浮ついた人、無関心な人。
いろいろあると思います。

それぞれが抱えるいろんな想いを、
自らの目的への一歩、チームの為の一歩へ費やすパワーに変えてみないか。

自らが変わろうとするその「一歩」は、
必ず自分自身を成長させる。
必ずチームを成長させる。

小さくても、着実に一歩一歩を踏み出そう。
その歩みは必ず自分自身を成長させ、1人1人が足並みを揃えて歩んでいくことで、チームとしての大きな一歩となり、皆んなが目指しているゴールに達することができる。

そういったチームを形成したいと思っているし、今まで積み重ねてきたものが形となって今の結果が残せているので、國大の皆んなならより成長していけると確信しています。

國學院蹴球部は今まさに「関東昇格」という、大きく立ちはだかる山の頂きを目の前にし、足並みを揃えて歩んでいます。
この先、経験したことのない大きな難関が待ち受けていると思います。

その時に、隣に立っている仲間と声を掛け、手を取り合って、

今まで積み上げてきた自信、
今まで支えてくれた人への感謝、
今まで共に切磋琢磨してきたライバルを代表して闘う誇りと責任、

これらを胸に、覚悟を決めて、突き進もう。

チーム一丸となって乗り越えた時、山頂から眺める最高の景色が待っています。

必ず最高の勝利の喜びを分かち合おう。

そして必ず新しい歴史を「共創」しよう。

最後に、

今まで支えてくれた家族、
愛ある指導をしてくださった監督やコーチ、
出会ってきた素晴らしいサッカー仲間達、
自分に携わってきた全ての人がいたからこそ、こんなにも最高なサッカー人生を送ることが出来ました。
この場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました!

そして、これからの國學院大學体育会蹴球部は、サッカーはもちろんそれ以外の活動を通し、今までよりも多くの人を魅了する素晴らしいチームに必ずなっていきます。

これからも、國學院大學体育会蹴球部へのご支援ご鞭撻の程、よろしくお願い致します!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

長草 優之

全てをかけて戦ってきたこの4年間。

どんな時もひたむきに、前を向いて歩んできたこの1年間。

今年はコロナウイルスの影響により、練習や試合ができない日々が続きました。

練習を再開できたもののチーム全体の緩みを感じ、一目散に行動を起こしたのがまさ君を始めとする、4年生の先輩方。

キャプテンとして先頭に立ちチームを牽引するも意思のぶつかりあい、矢面にたたされることもありました。

それでもチームのため、目標を叶えるために前を向いて諦めない強い姿勢を私たちに魅せてくれました。

國大蹴球部が現在、誇れるチームであることは紛れもなくまさ君のおかげです。

まさ君がチームを想うように、チームはまさ君を想っています。

まさ君、4年生ブログフィナーレにふさわしい最高なブログをありがとうございました!

皆様もご愛読していただき、誠にありがとうございます。

ぜひ、来年もお読みいただければ嬉しいです!

そして、

今日は、いよいよ決定戦です。

選手の皆さん、ここまで戦い抜き、決定戦という場に連れた来てくれたこと感謝しています。

これまでの皆の努力を私たちは知っています。何があっても、私たちは味方です。

こんな心強い仲間がいることを忘れず思いっきりプレーしてください。

チーム國學院、、、心を一つに闘いましょう!!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Instagram

PARTNERS