2020年11月05日
こんにちは!
4年生ブログ第5回目です。
今回の担当者は、大髙 真暉(おおたか まさき)君です!
同学年から「國大の壁」と言われるほどの高い対人能力で、相手の攻撃をストップし、試合で活躍を見せる大高くん。
ですが、そんな大髙君にも誰も知らなかった苦悩がありました。
現在に至るまでの心の葛藤が書き綴られています。
ぜひ最後までご覧下さい!
4年 大髙 真暉 (おおたか まさき/ DF/ 神道学部/ 日本体育大学柏高等学校 )
「正解」
大学でサッカーを継続している人は、サッカー歴で言うと10年を超えている人がほとんどなのではないでしょうか。
幼稚園の年中から始めた私は大学4年の現在で18年目になります。
振り返ってみて18年もほぼ毎日サッカーをしているという状態は我々にとって日常であり、生活の一部であったものがもうすぐなくなってしまう事に不安を抱きつつサッカーを出来る喜びを噛み締めています。
今回私は「正解」という2文字をテーマにしました。
それはプロになる事を目標にしていた高校時代までとは違うモチベーションや環境のなかで過ごした大学4年間で初めて「辞めたい」という感情が自分の中にでてきて、その中でターニングポイントとなった出来事での決断を含めて選択の連続だったなという感想と選んだ道の答え合わせの時期に差し掛かっているからというのが理由になります。
私は新型コロナウイルスの影響で就職活動が延長し部活動も満足に参加できない日々が続きました。
みんなに遅れながらもチーム練習に参加しましたが自分のベストコンディションとは程遠い状態が長く続き、TOPチームで試合するイメージが全くできなかったことを明確に覚えています。
「辞めたいなあ…」
そんな言葉も口から出るようになり、一緒に戦ってきたメンバーが遠い存在になっていました。
理想からかけ離れた現実に戸惑い苦しい日々が続き、自分の中で辞めることを固めつつあった状況で監督とも話をしたのですが、最終的には続ける事を選びました。
明確な理由があったわけではありません。
曖昧な理由で決断したことは間違っている事が多い気もする。
とりあえず続けてみようと思ったのは少しはサッカーに未練が残ってたかもしれない。
続ける選択をしてから数か月たった今、ボールを追いかける日々が幸福に感じる状況に私は満足していています。
結局理由なんてさほど重要ではないのです。
スポーツをしてる人に限らず辞めるか続けるかを選択する時期は誰のところにも必ず訪れるものなのではないでしょうか。
途中で辞めることは良くない事であるという空気がはびこる日本そしてスポーツの世界で生きてきた私は部活を最後までやり続けることがあたりまえだと認識していました。
大学に入り様々な価値観や考え方に出会い、その前提が必ずしも正解ではないのではないかと疑問に思っていましたがある意味自分の中で答えが導き出せたと思います。
私はたまたま続ける決断をしたけれどそれはあくまでも私のケースであり、上記でも述べた通りどちらの道を選んだなんかそれほど重要ではないのだと思います。
あの人が選んだ道も私が選んだ道も成功なのか失敗なのかわからないけど、1つだけ言えるのは選んだ道を他人ではなく自分自身のなかで正解にするための努力をすることの方がよっぽど重要であるということです。
結局正解なんて自分の中にしかないのです。
自己満足でしかないこの世の中において自分の正解を自分で決めることしか私達には出来ません。
これが大学四年間で出た結論です。
大髙 真暉
とても感慨深いブログでした。
練習中も試合の時と変わらず、強気なプレーで存在感を放つ大髙くん!
「スーパー大髙!」
そんな言葉がグラウンドに響きます。
これからも「國大の壁」として立ちはだかること間違い無し。
今後の活躍に乞うご期待です!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の4年生ブログも近日中に公開予定です。
お楽しみに!