2022年10月03日
こんにちは!
今回は今年度の蹴球部の副将、貞廣 大輔くんのブログになります。
蹴球部とサッカーへの愛と感謝が詰まった大輔くんのブログ、是非最後までご覧ください!
4年 貞廣 大輔(さだひろ だいすけ/ 法学部/柏レイソルユース )
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「ありがとうサッカー」
國學院を愛する全ての皆さん、こんにちは。
法学部4年、貞廣大輔です。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
2000年6月6日生まれ、早いことに22歳になりました。
地元である千葉県流山市をこよなく愛し、
「流山は田舎だ」、「刑務所みたいなところだ」と、
いくらバカにされても流山の魅力を伝えてきました。
部活のみんなからは、だいすけ、だい、でぃー、サダマヨ、みょん様、さだ清水、はむニキ、OB、などなどたくさんの意味不明な呼ばれ方をしていて、我ながら多くのみんなに愛されているな、という風に感じています。
ここで1つ、絶対にブログを書くことになったら書くと決めていたことを思い出したので綴ります。
現在、新型コロナウィルスにより多くのイベントや人々の自由が奪われている状況です。その中で、我々学生スポーツも全てが思い通りに進んでいるわけではありません。ですが、多くの医療従事者の方々の尽力のおかげで、4年間ほとんど活動を休止することなくプレーできたと思っています。何不自由なくサッカーができる環境を作ってくださった学校関係者、医療従事者、その他にもたくさんの方々のおかげで、ここまで走りきることが出来ました。文面だけでは伝わりにくいですが、本当にありがとうございました。
さて、過酷な暑さの8月を乗り切り、9月の残暑に差しかかろうとしているこの時期に、4年生ブログのお願いを受けました。ここでサッカー人生を振り返ったり、感謝を述べるのはお門違いだと認識していますが、サッカー人生を振り返らせてください。それしかないのです。どうかお許しを。
7歳~10歳
地元流山にて、流山翼scに加入しサッカー人生の幕開け。ドリブルで相手を抜くことをメインにしているチームで、ゼロからのスタートの自分には心から楽しいサッカースタイルだった。同学年の子より身長が高く、フィジカルもややあったため、シュートを打ちまくっていたところ、コーチに叱られ練習に参加できないこともあった。学年が上がるにつれて、飛び級で試合に出ることも増え、2つ上の全日本少年サッカー大会に出れたことは大きな自信になった。小学3年時に、監督に「レイソルのセレクションを受けないか」と打診されるが、何を血迷ったのか、「僕にはまだそのレベルに達していません」とカッコをつけてしまう。だが、後々考えると全日本少年サッカー大会に出れたことだし、いい選択ではあったと思う(その期間に自信もついたし)。
11歳~12歳
結局、1年越しに新小学5年生のレイソルのセレクションを受け、なんとか内定を勝ち取ることができた。同時期に東日本大震災が起こり、いろいろとイレギュラーな環境ではあったが、新しい環境に期待と緊張が入り混ざった心境だった。何せ、セレクション時に1年前に入団している同学年の子たちが、エリートオーラを漂わせていて、こんな人たちと一緒にサッカーするなんて無理かもしれないという思いになっていたからだ(そこに真家元彦もいた)。いざ入団してみると、今まで経験したことないことだらけ、毎日の練習で劣等感に押しつぶされそうだった。自分にはコーチングという概念がなかったし、トップレベルの戦術を教えこまれても、なかなか順応するには時間がかかってしまった。日々、前嶋さんにたくさん怒られ、嫌になりそうになってもサッカーは嫌いにはならなかった。むしろ新しいことだらけの世界で自分が成長している実感が得られて、どんどんサッカーにのめり込んでいった時期だったと思う。結果として実ったのは、レイソル2年目の小学6年時の全日本少年サッカー大会だった。それまでスタメンで出ることがなかった自分に、全国大会中にチャンスが回ってきて、決勝でも試合に出ることが出来た。なにか強烈なインパクトを残せたかはわからないが、自分の中で、2年前に流山翼として千葉県大会で敗退したこの大会で、全国2位になったことは、自分の成長を測るには十分すぎる結果だった。
13歳~15歳
そのままレイソルのジュニアユースに昇格し、ありがたいことに試合にもコンスタントに出場することが出来ていた。松原さん、岩瀬健さんという素晴らしいコーチにも出会い、サッカーというものの技術や戦術のみならず、人間的にも大きく成長できた3年間だったと胸を張って言える。入団当初に、周りのレベルに劣等感を覚えていた頃に比べて、確実に自信をつけ、成長している実感があった。反面、目に見える自分の武器や特徴がないことに焦りを覚えていた時期でもあった。周りの選手がどんどん自分の長所に磨きをかけていく頃、自分は何を長所に売ればいいのか、自分の活かし方に悩む時期でもあった。試合には出ているが自分は何で貢献しているのだろう。本当にチームのためになっているのだろうか。そんなことを思う回数が増えていった。
16歳~18歳
ユースに昇格したことで、AチームとBチームに分けられ、いい選手は学年関係なくAチームに出れるような構成となった。初めはBチームでも試合に出れず、初めてサッカー選手の夢を疑心暗鬼し始めた。そこで出会ったのが真さんだった(山中真さん)。それまでもレイソルのスタッフは選手に真摯に向き合ってくれる指導者ばかりで、とても幸せな環境だったと思う。その中でも真さんは、常に自分の課題や強みにアプローチしてくれて、チームをまとめながらケツを叩いてくれる若大将みたいな人だった。何より自信の無いやつには強く言ってくれる指導者だったと思う。当時自分の自信のなさがプレーに出ていて、「大輔、下手なのは分かってるからプレーしろ」と言われたときは、何してんだろ自分という気持ちにさせられた。この人の練習を全力でこなしていれば上手くなれると本気で思っていたし、試合にも勝てると思える監督だった。結局、2年時からはAチームの試合に絡ませてもらうようになり、3年間を通してAチームで試合に出ることも多かったと思う。けれど、大切なのは自分がどの立ち位置にいたかではなく、どれくらい伸びたか、どれくらい貢献出来たか、何を伝えれたかだと感じた3年間だった。そう思わせてくれたのは間違いなく真さんとの出会いだった。それまでの自分は、他人と比較して自分のことを気にする小心者だったと思う。1度その化けの皮を剥いでもらったおかげで、一皮剥けることができたと思う。もちろん試合に出してもらえずに、なんだこの監督と思ったこともあった。けれど、それでも最後の最後にはついていこうと思える指導者だったし、そう思えるチームだった。この環境で活動している最中は気づくことが出来なかったが、相当幸せな環境で8年間サッカーができたと思う。初めこそ、スター軍団の中で浮いている選手だったかもしれないが、最終的には胸を張ってトップチーム昇格を目指していましたと言える。真さんにどんだけ「大輔、リラックス」って言われたかなー。ホントにありがとうございます。
19歳~現在、そして未来
國學院大學に進学後、選手主体のサッカースタイルに戸惑いつつも、確実に自分の長所を伸ばすことができたと言える。自由にやらせてもらえる分、たくさんの悔しい思いもしたし、思い通りにできた時の喜びも経験できた。4年間を通して試合に出れたことも大きな自信になったし、この大学でしか経験できないこともあったと思う。いい仲間に出会い、やりたいサッカーで勝つなんて幸せな事だなと心底思う。ここでサッカー人生を締めくくれてよかったなーと心から言えます。
この通り、僕のサッカー人生はこの大学の活動を持って終了となります。まずは、今まで出会ったたくさんの指導者の方々、本当にありがとうございました。そして、ここまでサッカーを嫌いになることなく続けてきた自分にお疲れ様と言いたいです。サッカー選手という狭き門によくチャレンジした。よくめげずに頑張った。そう言いたいです。そんな自分のことをたくさん応援してくれた方々にも感謝申し上げます。ここ数年、応援というものができず、改めて応援されるということがどれだけのパワーを貰えるかと考えさせられます。柏レイソル時代、サポーターの方々の応援に心が震えました。日立台のピッチに立ち、自分のコールをされた時は、こんな環境で試合ができるなんて、選手の皆さんは幸せ者だなと感じながらプレーしていました。そのおかげで、トップチームを目指す意志が固まったと言っても過言ではありません。
これから先、自分は社会に出ます。就職活動を終えて1番に感じたことは、両親の偉大さです。子供1人を養うのにどれだけの費用とどれだけの苦労があるかと身にしみて感じました。仕事が辛い中、自分の活動を優先させてくれたり、サッカー用具を文句一つ言わずに買ってくれたり、感謝してもしきれません。今後は自分が、何か少しでもお返ししたいと思うし、自分に家庭ができた時には、両親のような親になりたいと強く思います。今まであまり尊敬する人が居ませんでしたが、今はハッキリと両親と言えます。本当にありがとうございます。
長く、そして堅い文章になってしまい申し訳ありません。ギャグ枠だと思って読んでくれた部員のみんな、ごめんなさい。面白いことを書こうとしても、出来ませんでした。國學院サッカー部のみんなに出会えたこと、本当に人生の財産です。大輔くんつまんないっすねと思われても構いません。
でも、残りのサッカー人生思いっきり楽しんでね。
國學院の歴史をたくさん塗り替えてくれ!
いいニュースが耳に届くのを待っています。
ブログを書いている現在、チームは関東昇格戦を確定させるべく、大切な1ヶ月を戦っています。今年は頼もしい後輩がたくさんチームを救ってくれました。もう試合に出る必要もないかなとも思うくらい立派です。だけど、最後の最後に1つ活躍してからサッカー人生を終えたいなと欲が出てしまいました。どうか、このブログが出ている頃に、サダマヨ先輩が活躍していることを願っています。そして、國學院大學サッカー部への益々のご声援をよろしくお願い致します。
最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
貞廣大輔
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大輔くんは、ブログ内にもあったように本当に沢山の人に愛されています。
蹴球部全員、大輔くんのことが大好きだったのではないでしょうか。
個人的には、大輔くんに挨拶をする度に返答が変わるので、いつも部活でお会いできたときに挨拶をすることが密かな楽しみでした(笑)
お茶目な一面も持ちながら、プレーになると冷静且つ的確なパスでチームを後ろから鼓舞してくださっていた印象があり、特に試合中の大輔くんの真剣な眼差しからはいつも目が離せませんでした。
リーダーシップもあり、後輩にも対等に接して下さる明るくフレンドリーな大輔くん。
蹴球部一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
素敵な人柄はそのままに、その温かさでさらに沢山の人を笑顔にしていってください!
これからの大輔くんの進む道が更に素敵な道になるよう、心から応援しております!
最後までお読み頂き有難う御座います!
次回も宜しくお願い致します。