2021年09月28日
こんにちは!
本日の4年生ブログは今年度副キャプテンを務めている泉伎くんのブログです。
4年 高橋 泉伎(たかはし いき/ DF/ 人間開発学部/ 三菱養和SC U-18)
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「想い」
四年生ブログの提出期限が大幅に過ぎてしまった。今まで自分の思いをアウトプットする機会なんてなくて、たいして普段考えて行動できているタイプではない自分にとっては、非常に難しい課題である。参考にしよう、あわよくば部分部分で真似しちゃおうなんて考え、去年の四年生や他大学のブログを読んでいると大半がサッカー人生の振り返りだった為、自分もせっかくなので16年間のサッカー人生を振り返りたいと思う。
とここまでを9月18日に書き、続きは19日の都リーグの後に書こうと思っていた。
が
9月19日の都リーグで怪我。
診断結果は、重度の内側側副靱帯損傷。今年中の復帰は難しく、手術までする事になった。
なので、振り返ろうと思っていたのですが正直、今は冷静に振り返れそうにないので今の率直な想いを書くことにします。
想いのままに書くのでまとまってないかもしれませんがご容赦ください。
今年は多くの試合に出していただき、前期は9試合に出場した。多くの試合に出れる喜びを感じながらも、試合を出続けていくにつれてパフォーマンスは落ちていき、挙げ句の果てには白須さんに
「今のお前は、100が0になってる」
と言われるほど落ち続けていた。
その状態が続き、思い通りのプレーができず、後期再開時には試合に絡む事ができずにいた。
そこで、この状況からの脱却を目指し、いつも自分に刺激を与えてくれる三菱養和の同期から紹介された朝のルーティンを取り入れたり、毎日練習後りきに付き合ってもらい自主練を重ね、自分なりに変化を起こしていった。
その結果、少しずつ自信を取り戻すきっかけとなり、やっと試合に出れた、亜細亜大学戦からの2試合目の朝鮮大学戦。
やっとチームの力になれる。
こっから試合に出続けて関東昇格に貢献しよう!
そう思っていた矢先に怪我。
怪我した瞬間に、身体の中から聞こえた大きな音。
「終わったな」とすぐに思い、悔しくて悔しくてたまらずに去年の参入戦で負けて以来に涙を流した。
無理だろうなとも思いつつ、でも心のどこかには少しの希望も抱きながら聞いた診断結果は重度の内側側副靱帯損傷。
医師からは今季絶望。復帰は無理。
覚悟はしていたものの正直、信じられなかった。
やっと試合出れたのに。
もう國學院でサッカーできないのか?
みんなとプレーできないのか?
なんで?なんか悪いことしたか?
サッカーにしっかり向き合って自分なりに努力してきたよ?
さまざまな想いが頭をよぎった。
こう書いてる今も、実感が湧いてないし、あまり状況を把握しきれていない。いや、なんだかんだいって治ってまたみんなとサッカー出来るでしょとも思っている。
しかし、復帰は難しいのが現実。
受け入れ難いが受け入れるしかない。
無理矢理にでも受け入れるしかない。
悔しくて悔しくて仕方がないが頭を無理にでも切り替えさせる。
落ち込んでも仕方ないしな。
よっぽど東奥の方がきつい思いしてるよなぁ。
こんな時こそポジティブにいてみよう。
自分に言い聞かせて。
そういえば、鬼滅の刃の映画でも言ってたな。
「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされ ようと
心を燃やせ
歯を喰いしばって前を向け
君が足を止めて
うずくまっても
時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない」
そう、落ち込んで、どんだけ怪我したあの瞬間を悔やんでも治りはしない。
よし、自分の為にチームの為に前向いて今自分が出来ることをしよう。
でも何が出来る?
プレーできない自分、怪我で動き回れない自分にとって出来ることってなに?
難しい、難しすぎる問い。
どうしよう、思いつかない。
まぁでも必死こいて雑用やったり、声出すことくらいなら出来るかなぁ。
そのくらいしかないかな。
今はそれしか思い浮かばない。
ならまずはやってみよう。
いちいちうるさい3年生や遼平に馬鹿にされようとも今自分が出来ることを全力でやってみよう。
それにどんどんやれる事を増やしていって、チームの力になれるようにしよう。
自分にとっては今は、大きな逆境だけどとにかく前向いて、上向いてポジティブに笑ってチームに活気をもたらせる存在になろう。
それがチームの大きな目標である「関東昇格」に貢献できると信じて。
最後に
絶対このメンバーなら関東昇格できる。
TOPのメンバーだけじゃない。國學院大学蹴球部に所属する全員でこの目標を達成しよう。
一人ひとりにチームに対して出来る事が必ずある。
常に自分にベクトルを向けて、それぞれが役割を全うし、これからの厳しい闘いに挑もう。
そして、必ず98人全員で「関東昇格」しよう。
自分もひそかに奇跡的に復帰できる事を信じて、歩みを止めません。
高橋泉伎
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普段から何事も真面目に取り組んでいる泉伎くん。
グラウンドに早くきてボールを蹴り、練習後も残ってボールを蹴る姿は4年間変わらず。
そんな真面目な泉伎くんですが、後輩からとても好かれています。愛のあるいじりや、「おい泉伎!」と呼び捨てにされたり。泉伎くんの人柄が良いからこそ、同期だけではなく後輩からも愛されているのだなと思います。
後期リーグが始まって、色々な想いを背負って出た試合。そんな中の怪我は表現しきれないような想いでいっぱいだと思います。
泉伎くんがこれまで国大サッカー部でプレーしてきた姿は、私たちの心の中に強く残っています。
感動と勇気をありがとう。
そして、まだまだこのチームには泉伎くんが必要不可欠です。
早くグラウンドで泉伎くんの笑顔を見られますように。
信じて待ってます。
最後までお読み頂き有難う御座います。
次回も宜しくお願い致します。