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【2021年 4年生ブログ No.17】

2022年03月27日

こんにちは!!

本日はなりくんのブログになります!

ぜひ最後までお読みください!


4年 成田 雄聖(なりた ゆうせい/ GK/ 文学部/ 実践学園高校)

 

「ものさし」

人は自身の中に2つのものさしを持っています。

1つ目は、自分に対してのものさし。

2つ目は、自分の周りに対してのものさし。

同年代の多くの選手がサッカーを続けない選択をした中、自分は「プロサッカー選手を目指す。」という選択をしました。

自分のものさしでは絶対に「できる」と思っていましたが、周りの人のものさしでは応援はしているけど「できない」だったと思います。

自分は大学4年生になるまでの東京都1部リーグ公式戦出場は3年時の2試合。

1試合目は同日に別会場で公式戦があったための出場。

2試合目は過密日程の中で1試合。

それに比べて他チームの大卒入団選手は、関東リーグで入学時から活躍していたような選手が多く、周りが「できない」と思うのも不自然ではありません。

それでも自分は、自身の「できる」を信じて自分の時間の全てをサッカーに費やし、結果としてプロサッカー選手になる一歩目を踏み出すことができました。

ここでブログの締めに入っても良かったのですが、ここから自分の長い文章が続きます。

この数年間、自分がサッカーを通して蹴活する上でもう一つ意識していたことがあります。

『自分の周りの「できない」を変える「きっかけ」を作りたかった。』

何カッコつけたことを言っているんだと自分でも思います。

自分はこの数年間で、可能性のある多くの選手がサッカーを辞めるという決断をするのを見てきました。そして、これからも多くの可能性のある選手がサッカーを辞めるという決断をすると思います。

その選手たちに今の自分から

「君は可能性がある。これからもサッカーを続けた方がいい。」なんて言えません。

今までもこれからも自分ができるのは自分の姿を見せることだけです。

自分が例えこれからどのような優れた選手になっても、

「あいつには才能があった」とか「俺にはできない」と思っていれば、そのままです。

自分に対してのものさしは、自分で作り変えようとしない限り変わらないものだからです。

今までもこれからも自分が周りに与えることができるのは、きっかけに過ぎません。

それでも自分の与えたきっかけで、少しでも周りの人自身のものさしが色々なことに対して「できない」と決めつけるのではなく、「できない」→「できる」になってほしいと思っています。

極端に言えば「成田に出来たんだから俺でもできるっしょ。」そんな考え方でも全然良いと思います。

話が変わりますが、自分に対してのものさしの「できない」→「できる」の「→」の期間は「やりたい」・「やってみる」・「やり続ける」が必要です。

自分に対してのものさしは正確には「できない」→「やりたい」→「やってみる」→「やり続ける」→「できる」→『次の「やりたい」』へとなります。

例を挙げると

「ペンチプレス100kgなんて上がるはずがない。(できない)」

→「それでもベンチプレス100kg上げてみたい。(やりたい)」

→筋トレをしてみる(やってみる)

→ベンチプレス80kgを上げる

→続けて筋トレをやってみる(やり続ける)

→ベンチプレス90kgを上げる

→「自分でもベンチプレス100kg上がる。(できる)」

→更に筋トレを続けてベンチプレス100kgを上げる

→{次はベンチプレス110kg上げたい。『次の(やりたい)』}

となります。

脳筋の説明のようになりましたが、「やりたい」を「やってみる」それを「やり続ける」ことで自分に対しての「できない」のものさしを「できる」に作り変えることができるということです。

それでも何か引っかかる方へ書かせていただきます。

『今の自分は、人生で後悔した未来の自分がタイムスリップして戻ってきた自分。未来の記憶はないが、後悔して戻ってきたことは覚えている自分。』

インターネットに似たようなものを見たことがありますが、これ実は自分の実体験です。

自分タイムスリップしてきたんです。そして、現在の自分になりました。

タイムスリップしてきたのは冗談ですが、今の自分がそのように考えられない人も多いと思います。

ここで朗報です。

自分のブログを読んでくれた方限定で、明日の朝目覚めたら未来からタイムスリップしているようにしておきました。

自分だけタイムスリップしたなんて公平ではないですから。

もちろん未来の記憶はありません。

これでブログを読んでくれた方々は、未来人になるわけです。

明日から何かを始めない理由はないですね。

まだ続きます。

このブログで初めて自分のことを知った人は、スーパーポジティブ人間だと思うはずですが、自分の人生は全てが順風満帆に進んでいた訳ではありません。その中でも今シーズンは特に悩み、迷いました。それでも最後まで自分を信じ、周りの支えに助けられながら現在に至ります。今が辛く苦しい状況であっても、今が始まりだったと思えるように進み続けることが大切だと思います。

また、今までの自分を知る人からも「最近、変わったね(ポジティブな方に)」と言われます。

これは2つ目の自分の周りに対してのものさしです。このものさしは自分の行動でどのようにも変わります。ブログを読んでいる方で周りの人のものさしが気になって行動ができない人がいるならば、そのものさしは気にせずに自分の「やりたい」を始めましょう。そこで重要なことが2つあります。

1. 周りに対して誠意を持つこと
2. 目標に対して真剣であること

『「周りに対して誠意を持つこと」これって、周りの人のものさしは気にせずに「やりたい」を始めるのと矛盾していないか』と思う人もいるはずです。

それでも自分は「最初は」気にせずに自分の「やりたい」を始めるべきだと思います。

最初から何でも出来る人はいないからです。

「やり続ける」中で、周りに対して誠意を持ちましょう。

周りに誠意がなければ、応援してくれる人も困った時に助けてくれる人も居なくなってしまうからです。

ONE PIECEのルフィも「“海賊王“に!!! おれはなる!!!!」と言ってから、ルフィ自身が周りに誠意を持って目標に対して真剣であったことで、周りに仲間が増え、周りのルフィに対するものさしも変わっています。

ルフィを例に挙げましたが、周りに誠意を持って目標に真剣であれば、周りのものさしは変わり、人間関係も良い方向に変化していきます。

これは自分が保証します。

長々と書きましたが、そろそろ終わりです。

自分の好きな曲の歌詞の紹介をさせていただきます。

「拝啓 今は亡き過去を想う 望郷の詩

最低な日々が 最悪な夢が 始まりだったと思えば 随分遠くだ

どうせ花は散り 輪廻の輪に還る命

苦悩にまみれて 嘆き悲しみ それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも

季節は次々生き返る」

(作詞作曲:秋田ひろむ 2015年「季節は次々死んでいく」からの引用)

https://m.youtube.com/watch?v=wtJcLWeY114

今がどのような状況であっても、いつか振り返った時に、今の状況を遠くに思えるように前に進みましょう。

自分はこれからも進み続けます。

成田雄聖

――――――――――

今までのサッカー人生において多くの方々に支えていただきました。

この場をお借りして感謝の言葉を書かせていただきます。

幼稚園

自分は幼稚園の頃にサッカーを始めました。どのようなプレーをしていたかの記憶はほとんどありません。それでも楽しかった練習やのことや、人生で初めてゴールを決めたこと、試合でボコボコに負けて泣いてる時に辻先生に励ましてもらったことは今でも鮮明に覚えています。ありがとうございました。

小学生

小学校3年生までは地元の小学校のチーム、4年生からクラブチームでサッカーをしていました。小学校3年生まで指導してくださったお父さんコーチの方々、クラブチームでサッカーをすることになった時も快く送り出していただきありがとうございました。

4年生からお世話になったJACPA東京FC。JACPAでは、とても濃い3年間を過ごし、今でも鮮明に覚えています。野口監督や多くのコーチに熱い指導していただき、練習や大会などで多くの経験をさせていただきました。その中でも自分たちの学年の担当であった西沢コーチとは、数え切れないほどのエピソードがあります。その一つ一つが思い出すと笑えてくるもの、今でも反省してるものもありますが、全てのことに西沢コーチの愛があったのだと感じます。ありがとうございました。

中学生

廣瀬監督・白井コーチや関わっていただいた指導者の方々には中学時代を含め、お世話になりました。厳しいことも沢山言われましたが、中学生の自分たちに真剣に向き合って指導してくださり、ありがとうございました。練習・試合での勝利に対する熱量は、今の自分のメンタルの元になっています。また、進路相談をした際にはチームに連絡を取っていただいたり、進路が決まった際には電話やグラウンドで応援の言葉をかけていただきありがとうございました。

S.T.FCでの3年間は自分を本当に強くしたと思います。楽しいことも沢山ありましたが、苦しい・辛いことは大体経験しました。その中で乗り越えるための仲間の大切さも改めて学びました。どんな時でも最後まで全力で行い、終わったら馬鹿みたいにふざけあうあの仲間だから3年間乗り越えられたと思います。自分たちの代のエピソードは、後世に伝説として語り継がれているらしいですが、それはどれも本当です。

高校生

最初に進路活動中・所属チームが決まった後も、グラウンドで練習をする環境を与えてくださりありがとうございました。

深町監督をはじめとした指導者の方にお世話になりました。

キーパーコーチとして2年生までお世話になったマコさんには、多くのことを学びました。その中でも、自分がブレていた時に言われた「周りではなく、自分がどうなりたいか」という言葉は、今でも大切にしています。

3年生からお世話になったシロさんは高校の先輩だったこともあり、ピッチ内外のことで沢山話しました。自分の考えを聞いてそれに対して全力で答えていただきありがとうございました。

自分たちの学年を多く見てくださったスケさんには、高校3年間・進路活動共にお世話になりました。スケさんは常に「選手権」に対してベクトルが向いており、自分や周りの選手がブレている時には厳しい言葉をかけてくれました。また、試合の得点・勝利には、選手と同じそれ以上に感情を表す姿が印象的で、自分たちと同じ目線で戦っていると強く感じました。スケさんのサッカーに対する情熱を見て、自分も大人になってもサッカーに対して情熱を注ぎ続けようと思いました。ありがとうございました。

青木さんには高校2年間・進路活動共にお世話になりました。高校時代に大学の進路を決める際も様々な形でサポートしていただき、自分の力だけでは出来なかった経験をさせていただきました。大学のトップレベルを指導している方との会話は、高校生の自分にとって自分や周りを知る貴重な機会で、お会いするのが毎回楽しみでした。大学での進路活動の際も大変お世話になりました。青木さん自身多忙であるにも関わらず、何度も自分の相談に乗ってくださりありがとうございました。これからはさらに覚悟を持って、青木さんに成長した姿を見せることができるよう頑張ります。

大学生

最初に引退後も練習に参加させていただきありがとうございました。新チームとして始まっている中、引退している自分が参加しても向かい入れてくれた選手もありがとうございました。

中山総監督・白須監督をはじめとした指導者の方にお世話になりました。

中山総監督

最初に自分を國學院大學蹴球部に出会わせてくださり、ありがとうございました。また、進路活動中も常に自分に声をかけていただいたり、サッカー関係者の方々へのご連絡などありがとうございました。「関東リーグ昇格」は、自分たちの学年で達成することはできなかったですが、國學院大學蹴球部は必ず達成できると信じています。これからも國學院大學のご指導をよろしくお願いいたします。

白須監督

4年間ご指導ありがとうございました。今シーズンは1年間通して起用していただき、大きく成長することができました。その中でもリーグ戦後期からは、ゲームキャプテンを任せていただいたことで、精神的にも一層成長することができました。

自分がサッカーで進路を決めたいと白須監督に伝えてから、所属チームが決まるまでの間、常に自分が良い方向になるように様々な提案をしていただきありがとうございました。進路が決まった際にかけていただいた言葉を忘れずに、これからも頑張っていきます。ありがとうございました。

阿部さん

4年間ご指導ありがとうございました。指導していただける時間は多くはなかったですが、4年間を通して成長することができました。次にサーキットメニューをする際は、余裕でこなすことができるように体力をつけたいと思います。素晴らしい選手が多い國學院GK陣を、これからもよろしくお願いいたします。

松本さん・クリニックの方々

今シーズンは、今までのシーズン以上にケアの面でお世話になりました。治療中のトークは毎回楽しかったです。また、グラウンドに4年生が中々来れない時に、気にかけていただきありがとうございました。シーズン通して長期の離脱がなかったのは、松本さん・クリニックの方々のおかげです。ありがとうございました。

平川コーチ・松川コーチ

引退後も担当のカテゴリーの練習に参加させていただき、ありがとうございました。シーズン中も、他のカテゴリーの選手と積極的に関わる機会を設けてくださり、ありがとうございました。

まっすー・分析班

毎試合の相手チームの分析、映像ミーティングのための編集、ありがとうございました。

また、自分のプレー動画の作成を手伝っていただき、ありがとうございました。

両親

日頃から感謝の言葉は伝えていますが、別の機会に直接伝えさせてください。

今までありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

これからは親孝行させてください。



 

なりくんはGKの年長者としてキーパーみんなをまとめていました。キーパー全員が家族のように和やかに楽しそうに練習していました!

なりくんはワードセンスが凄くて、ふと聞こえてくる会話で笑ってしまうほど、本当に面白かったです!会話を聞くと自然と元気が出ました!

またアイリーグのベンチに入る時は持ち前の面白さで盛り上げ、良い雰囲気を作り上げていました!

これは家族写真をイメージした写真です!(笑)

 

いつも明るいなりくんですが、悩む時期も多かったそうです。そんな時でもいつもポジティブに努力し続けていました。オフ期間に筋トレや走りを続け、ムキムキになって部活に現れた時は驚きました!その姿を見た時、なりくんのサッカーに対する真剣さが今まで以上に伝わりました。

なりくんをみていたら、目標を立て、目標にむかって進み続けたらできないことはないなと感じます。なりくんのブログを読んで改めてそう思いました。

新たな場所でもなりくんなら大丈夫です!!自分自身を信じて進み続けてほしいです!!応援しています!!



本日も最後までお読み頂き有難う御座います。

次回も宜しくお願い致します。

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